@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00000104, author = {吉田, 剛}, journal = {宮城教育大学紀要}, month = {}, note = {P(論文), 現行中学校学習指導要領(現行版)社会科地理的分野の事例調査学習は、新学習指導要領(平成20年新版)で消滅し、地誌学習が復活した。地理的見方・考え方は現行版では事例調査学習とともに強調されたが、新版でも同様に分野目標の中核として根付いていた。地誌学習における地理的見方・考え方の育成の効果的なあり方を探究する必要性もあるが、わが国の社会科の歩みとともに、それがどのように指示されてきたか解明しておく必要がある。そこで本稿では、昭和22年版からの中学校学習指導要領(指導書・解説)地理的見方・考え方に関わる記述を分析・考察することを通してその潮流を明らかにする。その結果であるが、昭和22・26年版には「地域的特色および地方的特殊性と一般的共通性」・「地域間相互依存関係」・「自然と人間生活との関係」の地理的基本概念が指示されていた。それらは潮流の3主流となって、昭和33年版「地理的見方・考え方」の出現とともに概念的整理や構造性を伴いながら、地理的見方・考え方の内容構成を担い続け、現行版と新版の構造性の大きな変容によって複雑に関係付けられたが、今日まで引き継がれていた。潮流は、(3)地理的基本概念の源流期(昭和22年版)、(2)地理的基本概念の確立期(昭和26・30・33年版)、(1)地理的見方・考え方としての地理的基本概念の内容構成期(昭和44・52年版と平成元年版)、(4)地理的見方・考え方の構造化期(現行版と新版)の4期からみることができる。潮流から地理的基本概念そのものは概ね不変的なものとして位置付くが、一方で各年版の内容やその取り扱いの特色に応じて、地理的見方・考え方の構造性や地理的基本概念の重みや捉え方が移り変わってきたことも明らかとなった。}, pages = {43--59}, title = {中学校学習指導要領社会における地理的見方・考え方の潮流}, volume = {43}, year = {2008}, yomi = {ヨシダ, ツヨシ} }