@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00001192, author = {石田, 雅樹}, journal = {宮城教育大学紀要}, month = {Jan}, note = {本稿は、ジョン・デューイが「デモクラシーと教育」において「効率性」efficiency 概念をどのように取り込んだかについて、「職業教育」との関係に注目し、その意義と限界を明らかにしたものである。第一にデューイは、当時の「職業教育」の意義を認めつつも、それが社会の分断を生み出しデモクラシーを破壊しかねない点を批判した。また同時に、特定技能の熟練労働者を「効率性」に基づき育成する企ては、テクノロジーや産業構造の変動と共に「非効率」に陥ることを問題視した。第二にデューイは、デモクラシーを推進する「職業教育」のモデルを「明日の学校」として描いたが、本稿ではその描写が実像と大きく隔たることを明示した。デューイは『明日の学校』(1915)においてインディアナ州ゲーリーの公立学校に、新たな未来の学校の姿を見出したが、それが実態を反映したものではなくデューイ自身の理念が投影されたものであることを示した。本稿は以上のような論点を考察することで、デューイ教育論の今日的意義と限界を論じた。}, pages = {45--52}, title = {ジョン・デューイにおける「デモクラシー」と「効率性」――進歩主義教育、職業教育、ゲーリー・プラン}, volume = {55}, year = {2021} }