@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00001216, author = {本図, 愛実}, journal = {宮城教育大学紀要}, month = {Jan}, note = {構成主義は、「アイディアの政治」、構造主義との連関、言説による間主観的影響からその生成を捉えることが可能である。構成という動態性は、アイディアを織りなす、意図的・無意識的な言説による間主観的作用により作りだされる。構成主義は人間が理性とともに生活世界を変えていく可能性を提示しているものの、今日の政策過程においては外的な標準化を伴うことも多く、標準化が単純に内面化されるのであれば、その人間観は矛盾することになる。教職における免許取得や更新、教員育成指標に基づく体系的研修を社会的な認証を意味するアクレディテーションとして捉えると、それらが外的な標準化を課しているとともに、内的標準化に関わって、「学び続ける教員」が「アイディア」としての役割を担っていると言える。しかし、「学び続ける教員」という規範は、「アイディア」という点では、OECDのウェルビーイングのような強い伝播力をもつとは言えない。「アイディア」がどのような主体間で交わされる言説なのかを検討すると、適用の範囲から、「アイディア」の伝播力を捉えることができる。構成主義の基盤となっている人間観からすれば、教員政策過程において教職員一人ひとりが主要アクターとなることが求められている。教員育成コミュニティに関わる者にとっても、教職アクレディテ―ションの外的標準化に意を払い、自律的な思考の在り方や学習方法を模索し提示していくことが必要であると考える。}, pages = {295--305}, title = {構成主義から捉える教職アクレディテーション}, volume = {55}, year = {2021} }