@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00001251, author = {水谷, 好成 and 福井, 恵子 and 梅津, 直哉 and 米谷, 年法}, issue = {1}, journal = {宮城教育大学情報活用能力育成機構研究紀要}, month = {Mar}, note = {小学校特別支援学級の児童・特別支援学校高等部の生徒を対象にして実施可能なプログラミング教育を含む情報関連学習として試行的授業を実践した。小学校の特別支援学級の児童にScratch系のブロックプログラミング教材であるmicro:bitの学習を実施したが,理解できる児童は少なかった。これに対し,入力と出力ブロックを線(画面上のワイヤ)で接続してプログラミングするMESH教材は,ボタンでLEDを点灯させるような入出力関係が直感的にわかる簡単な構造になっているため理解しやすかった。特別支援学級の児童に対するプログラミング的思考の学習では,普通学級以上にプログラムで何ができるかを理解させる学習を実施することが重要である。特別支援学校中学部以上では,日常生活や卒業後の進路を想定して役立つICT学習として,文書作成(Word)・表計算(Excel)のアプリケーションソフトの学習を組み込むことが有効である。そこで,特別支援学校高等部の選択学習でタイピングの練習を基本としてExcelを使ったカレンダー作りに取り組んだ。カレンダー作りは目的が明確でわかりやすく,画像の貼り込み機能などを加えることで生徒の理解度や技術に応じて仕上がりが変わる課題であるため,理解度の異なる生徒が混在しても適用しやすかった。発展的な学習として,ゲーム的な要素があり興味を引きやすい小型ドローンの制御学習を実施した。リモコン操作によるドローン制御から始め,理解の容易な順次処理によるブロックの積み重ねで実現するプログラミングをさせた。PC内のプログラムをリアルな世界で実現するために試行錯誤が必要になり,生徒に達成感を与える学習になった。特別支援教育では個々の生徒の特性・適性に配慮した学習を段階的に適用する必要がある。小学校特別支援学級と特別支援学校高等部で実践した学習は,特別支援教育におけるプログラミング教育を含む情報関連学習の提案の一つになる。}, pages = {77--88}, title = {特別支援教育におけるプログラミング教育を含む情報関連学習の段階的な実践}, year = {2021} }