@misc{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00001412, author = {荻田, 泰則}, month = {Mar}, note = {「表現」とは何だろうか。  現在、学校教育において、児童・生徒に「自らの考えや感情を相手に正しく伝える力」を育成するように求められている。「他者と話し合い、行動を共にし、課題や問題をともに解決していく力」の育成は確かに大きな教育課題である。  学校においては他者は級友や先生であるが、家庭においては家族である。社会においては、多文化を背景とした多様な社会人である。  そのような人たちと理解し合い、交流するためには、自らの考えや感情を相手に分かるように正確に伝えなければならない。伝える力を持たなければならない。  そのような文脈から言えば、「表現」とは「自分の考えや感情をことばや身振りで正確に明らかに相手に伝えること」と言えるだろう。  そのようなコミュニケーションの場ばかりではなく、「表現」ということばは「芸術の世界」でもよく使われる。  「バレエ」や「演劇」などでは、「表現」とは一般に踊り手や演者が作品から得た自らの考えや想像や感情を「ことば」や「身体」を使って表すこと、と一般的に捉えられている。  ここでも、「表現」とは「自らの考えや感情や想像をことばや身体を使って表すこと」、「表現力」とはその表す「力」としているのではないだろうか。  しかし教育のおける「表現」はそのようなものなのだろうか。わたしは「子どもの主体的な学習をつくりだす授業」の探究を通して、教育における「表現」は上記の定義と異なった内容ではないかと考えるようになった。  わたしはその内容を研究と実践を通して明らかにしていきたい、と考えた。以下がその実践と考察である。}, title = {表現について}, year = {2021} }