@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00001509, author = {尾身, 宜彦 and 田端, 健人}, issue = {3}, journal = {宮城教育大学教職大学院紀要, Bulletin of Miyagi University of Education Graduate School for Teacher Training}, month = {Mar}, note = {高等学校の生徒を学習面と生活面で教師がよりよく理解し,効果的で一人ひとりに寄り添った指導を促進するためには,数値エビデンスに基づく指導をすることが望ましい。学習面と生活面の指導の土台になっているのは教師の実践感覚であり,その数値エビデンスは乏しい。定期考査やアンケート調査も利用されるが,有効活用されているとは言い難い。学習面と生活面に関わる数値データを経年で追跡することはほとんどなく,経年での生徒の成長や変化について教師が利用できる数値データはほとんどないといってよい。そこで,定期考査と自己評価アンケートのデータを有効活用し,数量的エビデンスをもとに,生徒の変容を見取るための「可視化システム(Visualization System)」を開発した。このシステムは,「定期考査変容可視化システム」と「基礎力診断テスト自分らしさアンケート変容可視化システム」の二つで構成されている。  宮城県の教務支援システムを導入している県立高等学校は定期考査VS を利用できる。自分らしさアンケートVS はベネッセ基礎力診断テストの結果を用いているため,同テストを実施している全国の高等学校で利用可能である。これらのVS システムを活用することにより,数値エビデンスと教員の経験や感覚とをすり合わせることで,生徒にいっそう寄り添った支援を面談等で行うことが期待できる。定期考査や自己評価アンケート結果といった数値エビデンスを,教師の経験知(knowledge of experience)とすり合わせて活用するエクスエビデンス(Ex-evidence = X-evidence)として,生徒理解の精度をいっそう高め,生徒指導をいっそう個別最適化することをめざしている。}, pages = {95--104}, title = {高等学校の定期考査とアンケート調査を有効活用する可視化システムの開発}, year = {2022} }