@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00001626, author = {仲谷, 健太郎}, issue = {4}, journal = {宮城教育大学教職大学院紀要, Bulletin of Miyagi University of Education Graduate School for Teacher Training}, month = {Mar}, note = {日本固有の語を意味する「国語」の語が生まれ、その概念に基づいた国語教育が行われ始めたのは近代(明治以降)のことである。しかしそれ以前にも日本には近代のそれとは趣が異なるものの、教育機関が存在しており、また自国語と外国語の彼我の異なりに対する認識もあったことがうかがえる。そこで本稿は前近代(明治以前)、学校制度が成立する以前の教育環境において、近代的概念の「国語」、つまり自国の言語文化がいかに教育され、意識されていたのかを、飛鳥・奈良、平安、鎌倉・室町、江戸の四期に分け、各時代での様相と状況の変化について考察した。その結果、江戸以前の教育環境において次第に自国の言語文化への視線が鋭敏化し、江戸時代にその教育環境が整備されたことで、近代における「国語」教育の基盤が形成されたことを明らかにした。}, pages = {43--50}, title = {前近代日本の国語教育をめぐって}, year = {2023} }