@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00000219, author = {吉田, 剛}, journal = {宮城教育大学紀要}, month = {}, note = {P(論文), 本稿は、香港中学校地理カリキュラム2010年版における地理的基本概念の検討を行い、加えてイギリス地理ナショナルカリキュラム2007年版、アメリカ合衆国地理ナショナルスタンダード、シンガポール地理シラバス2006年版そして我が国平成20年版学習指導要領地理的分野にみられる地理的基本概念に関わる内容の比較を行い、地理カリキュラムにみられる地理的基本概念の特徴について検討した。その結果、地理カリキュラムにおける内容知と方法知となる三つの地理的基本概念の役割から2 つの類型(TD 型とBU 型)が見いだせた。付随して、アメリカ合衆国地理ナショナルスタンダードにおける地理的パースペクティブは方法知として、「空間」「生態」などの地理的基本概念の概念的な知識を活用する手続き的知識となり、我が国の地理的見方・考え方に相当することや、地理的基本概念の役割に基づく識別方法は地理カリキュラムや地理学習をみる有力な分析ツールに成り得ることが考えられた。その他、地理的基本概念の明確化に関する議論の深化によって、我が国の地理教育研究において地理カリキュラムや地理学習のパラダイム転換をもたらす可能性があることを示唆した。我が国にとって、内容知と方法知における地理的基本概念の明確化とその授業構成の組織性を高める必要性についても言及した。}, pages = {71--83}, title = {地理的基本概念からみる地理カリキュラムにおける2つの類型 : 香港・英国・米国・シンガポール・我が国の比較}, volume = {47}, year = {2012}, yomi = {ヨシダ, ツヨシ} }