@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00000557, author = {小金澤, 孝昭 and 鈴木, 文平 and 吉田, 菜々子}, issue = {23}, journal = {宮城教育大学情報処理センター研究紀要 : COMMUE, COMMUE}, month = {Mar}, note = {「地方消滅」論は、多くの農山村に居住し、人々の暮らしを守り続ける人々に大きな衝撃を与えた。しかし、このままでは、人口が減少し、集落、町村が消滅する可能性があるという指摘は、少子・高齢化問題を考える上で重要であるし、人口減少や少子・高齢化問題を地域の問題として捉えて可視化した点も評価できる。しかし、地方消滅議論とそれに対応する地方創生議論の中で、より深刻な問題点は、現在抱えている地方消滅や、地方経済の衰退、東京一極集中がどのように作られてきたのかの議論なしに、対処療法的に施策を作るという点である。地域の人口減少や東京一極集中は、時間の変化で偶然生まれてきたものではなく、人間社会が意図的に作ってきた問題である。今起きている問題の形成メカニズム分析があって、初めてこれからの対策が確実なものになるのである。この視点を明確にした研究に青野・合田編『工業の地方分散と地域経済社会』がある。本書は、この研究の検討を通じて、地域経済の中に新たな産業が作られ、成長し、衰退させられ、消滅していく過程で、地域の人々のくらしを支える就業や雇用がどのように変化していったのか、そしてその後、どのような地域振興が考えられるのかを検討した。}, pages = {21--31}, title = {地域経済の創生・成長・消滅メカニズム : 青野壽彦・合田昭二編『工業の地方分散と地域経済社会 : 奥能登織布業の展開』を事例にして}, year = {2016} }