@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00000683, author = {香曽我部, 琢}, journal = {宮城教育大学紀要, Bulletin of Miyagi University of Education}, month = {Jan}, note = {本研究では、遊びにおいて幼児が生み出す音の世界に着目して、生み出された音が幼児の遊びにどのような影響を与えているのかを明らかにした。具体的には、複線径路・等至性モデリング(TEM)を用いて、幼児たちの生み出した音が幼児の行為にどのような影響を与えたのか、サウンド・エス/グラフィーによってサンプリングした事例をもとにその時間的経緯を捨象せずに幼児一人一人の言動や出来事をTEMで描いた。さらに、幼児全員のTEMを統合し、遊びの空間に描き直すこと(空間TEM)で、音が空間の中で果たした役割について明らかにした。その結果、TEMによって、幼児が生み出した音が、他の幼児の①注視、②模倣、③共感を生み出し、遊びへの夢中度を高めていることが示された。さらに、空間TEMから音の経験が投擲性を持ち、互いの音の経験が連鎖して生じることで、共に遊ぶ幼児たちの共在感覚を強めていることが示唆された。}, pages = {201--209}, title = {TEMで描く遊びにおいて幼児が生み出す<音の世界>}, volume = {52}, year = {2018} }