@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00000778, author = {田中, 良英}, issue = {25}, journal = {宮城教育大学情報処理センター研究紀要:COMMUE, COMMUE}, month = {Mar}, note = {現行学習指導要領解説の改訂版(2014)では、中学校・高等学校ともに領土教育の充実が求められているが、 こうした教育は生徒による日本側の主張・論理の認知のみで成立するものではなく、交渉相手に関する理解の 深化を本来必要とするはずである。そこで本稿では、1977 年以降に検定を通過した中学校社会歴史的分野の 教科書におけるロシア・ソ連記述の登場頻度を分析し、さらに具体的な記述内容の特徴についても考察すること で、現今の教科書がロシア・ソ連の包括的理解に資するものとなっているか検討することを意図する。結論として、 垂直的な比較からは、学習指導要領の変遷や、とりわけ現代史の分野においてそれぞれの執筆時期の問題関 心に影響される形で、記載事項の変化が生じている点が明らかとなる一方で、水平的な比較では、現行の教科 書間にも情報の偏りが看取される。ロシア・ソ連関連の情報量の多寡が特定の歴史観に基づいている可能性も 推測され、そうした傾向性を認知するためにも、常に複数の教科書の情報を検討する必要があるものと考える。}, pages = {7--14}, title = {中学校歴史教科書におけるロシア・ソ連記述の数的変遷 ―領土教育との関連性に関する考察―}, year = {2018} }