@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00000830, author = {小金澤, 孝昭 and 鎌田, 慶朗 and 岡, 正明 and 氏家, 幸子 and 小野寺, 勝徳}, journal = {宮城教育大学紀要, Bulletin of Miyagi University of Education}, month = {Jan}, note = {学校で、地域で、SDGs(国連・持続可能な開発目標)の課題を設定して、それを解決するためのESD(国連・持続可能な開発のための教育)の実践が始まっている。SDGs 以前の2005年から国連の決議を受けて始まったESD の教育実践は、日本ではユネスコスクールの実践として成果を上げてきたが、広がりは不十分であり、今後、新学習指導要領の適用によって拡大が期待されている。本研究では、こうしたESD の教育実践の実例として、従来から行ってきた食教育の実践を取り上げ、教員研修用のESD プログラムとして提案するものである。 研修プログラムは、①「食教育の目標と実際」では、食教育が特別なものではなく、日常的な「学校給食」も食教育の1つであることを強調した。②「食教育の実践」では、小学校での現場での教科学習や総合的学習を活用した食教育の実際を示した。③「栽培学習の実際」で、幼稚園、小学校・中学校での栽培学習を、食教育に繋げるための方法を取り上げた。④「調理実習」では、弁当箱のサイズと料理の詰め方のルールと調理技術の基本である包丁の使い方の指導法を学んだ。⑤「学校給食とアレルギー問題」では、アレルゲンから発症するアナフイラキシーの基本的知識と、様々なタイプのアレルギーの原因について学んだ。この授業構成で、食教育の基本的考え方、授業実践でのアイデア、栽培学習での基本、調理実習での工夫と実際、食物アレルギーの基礎知識の5つの角度からの研修内容で、物事がつながりあっていることの理解力や結果ではなく過程を考察する能力を育むことが強調された。また、各講義のキーワードである①つながり(思考力)、②比較(力)、③選択(力)、④バランス(感覚)、⑤判断(力)からは、この研修全体の目標がみえてくる。}, pages = {391--402}, title = {食教育を活用したESD 研修プログラム~持続可能な人材育成と食教育~}, volume = {53}, year = {2019} }