@article{oai:mue.repo.nii.ac.jp:00000851, author = {石田, 雅樹}, journal = {宮城教育大学紀要, Bulletin of Miyagi University of Education}, month = {Jan}, note = {本稿は、「良き市民であること」good citizenship の「良さ」とは何かについて、アメリカの教育哲学者ジョン・デューイの議論から、その「社会的効率性/有能さ」social efficiency 概念に注目し考察を行ったものである。デューイは「良き市民であること」と「市民としての有能さ」civic efficiency を同じものとし、市民であることの「良さ」を「効率/有能さ」の視点から論じたが、それは進歩主義教育における「社会的効率性」を批判し再構成することで、デモクラシーを支える「市民性教育」論を展開するものであった。だがそれは教育的実践において曖昧さを有し、また「社会改造主義」へと傾倒していくことで、その進歩主義教育への批判と同じ過ちを犯す可能性を有するものであった。 本稿は以上のように、デューイの「社会的効率性/有能さ」を批判的に読み解くことで、その「市民性教育」論における可能性と限界を明らかにしたものである。}, pages = {37--48}, title = {「良き市民であること」good citizenship の「良さ」とは何か――ジョン・デューイ「社会における有能さ」social efficiency について――}, volume = {54}, year = {2020} }